吃音には3つのタイプがある【連発・伸発・難発】
吃音には3つの種類があります。
連発…「おおおおおはよう」
伸発…「おーーーーはよう」
難発…「・・・・おはよう」
という具合です。
大人の吃音に多いのは、難発タイプだと言われています。
一般的に、吃音という言葉は浸透しておらず、どもりという言葉の方が知られてしまっていますが、どもりというと連発を想像する人が多いです。
これが、難発タイプの吃音症の人にとっては、なかなか周りに理解されないで苦しんでしまう理由にもなっています。
一言目がでない、でにくい、という症状は、一般的には理解されずらいのですね。
仕事をはじめると、電話対応、朝礼の挨拶、セミナー、ミーティング、プレゼンテーションなど、吃音だと難しいことがいっぱいあります。
大人の吃音は、こういったところで精神的に追い込まれることがあるので、要注意です。
仕事に支障をきたさないためにも、なんらかの対処法が必要です。
難発は、ジェスチャーで場をつないだり、別の言葉で言い換えて乗り越えたりもできるのですが、「周りにバレないようにしなきゃ」と考えながら仕事をすると、精神的に疲れてしまいます。
吃音を持っていなかったとしても、仕事は大変です。
それにプラスして、吃音を隠そうとすると更に大変になってしまいます。
できるだけ、吃音の症状を緩和させて、仕事の人にもできればカミングアウトして、働きやすい職場環境を作ることが大事だと思います。